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Maker Faire Tokyo 2019 のうぐらぼ/NogueLab 出展!! 2019/08/04

Maker Fiare Tokyo 2019の二日目(2019/08/4)も鳥獣ジャマー+IoT家庭菜園(Vermin Jammer + IoT Vegetable Garden)を展示しました。

二日目も展示を見に来ていただけるお客様が多く,またIBM Cloudに代わるよいものなどの紹介もあり,来年に向けて調べていきたいと思いました。

「のうぐらぼ」の展示をご覧いただいた皆様,出展にあたり,ご協力いただいた会社同僚,関係者の皆様,本当にありがとうございました。m(_ _)m

来年は,農業の工作にもつながる,釣り関連の電子工作などができたらいいなと考えてます。

いろいろと調べなければ...

Maker Faire Tokyo 2019 のうぐらぼ/NogueLab 出展!! 2019/08/03

Maker Fiare Tokyo 2019の初日(2019/08/3)にて,鳥獣ジャマー+IoT家庭菜園(Vermin Jammer + IoT Vegetable Garden)を展示しました。

展示物をご覧いただいた皆さまありがとうございました。

今年は,昨年の開発物(鳥獣ジャマー)にIoT家庭菜園(IBM Cloudに温度,湿度,土壌湿度の各センサ情報を送って,グラフ表示)と異常検知時のBluetoothによるLED電球の操作処理を展示物として揃えた。

結果としては,昨年同様にたくさんの人に来ていただき,また,色々な情報を得ることができた。

まずは初日ですが,一日お疲れさまでした。また,同僚の3名にはご協力いただき,本当に感謝です。

とりあえず,本日の締めは,肉を食って終わりました。

明日も東京ビッグサイト西3,4の I-08-04 のうぐらぼ/NogueLabにて, 鳥獣ジャマー+IoT家庭菜園 を展示しておりますので,お近くにお寄りの際は,見に来てください。よろしくお願いいたします<(_ _)>

電子工作:鳥獣ジャマー+IoT家庭菜園

鳥獣ジャマー( Maker Faire Tokyo 2018の展示物 )に温湿度センサ,土壌湿度センサ,IBM Cloudを用いて簡易的な状態を管理できるデモを作成した。

図1 鳥獣ジャマ+IoT家庭菜園ープロトタイプ

①ノートパソコン OR Raspberry Pi3: 全体の処理はPythonで行い,OpenCVの画像処理による鳥獣の検知,シリアル通信にて,各種センサ情報を取得,取得したセンサ情報,鳥獣の検知情報は,IBM Cloudに送信する。

②野菜:家庭菜園で育てる野菜。

③温湿度センサ:DHT11 temperature and humidity sensor module。

④土壌湿度センサ:YL-69 soil moisture sensor。

⑤鳥獣除け:畑では水を撒く装置を使うが,今回のデモでは,MABUCHI RF-500TB ソーラーモーター02を使用。

⑥BLE電球:異常検知時のお知らせ,また,室内の場合は,LEDで野菜を育てるのに使用する。KAWAYOU LED電球を使用。

⑦Arduino:温湿度センサ,土壌湿度センサを操作し,値を取得してシリアル通信にて結果をパソコンへ送信する。

⑧Arduino+MOTOR SHIELD:ソーラーモーターを回すのに使用する。

⑨USBカメラ:野菜の状況を監視するために使用する。ELP Webカメラ 1MP 防犯カメラ 屋外 防水 カメラUSB 720P H.264 赤外線ナイトビジョン USBドームカメラを使用。

⑩IBM Cloud:各種センサ情報,異常検知情報を収集し,状態を監視することができる。


鳥獣ジャマー+IoT家庭菜園のプロトタイプの動作状況は,動画1の実験動画のようになっている。


動画1 鳥獣ジャマー+IoT家庭菜園

【開発言語】

Python:全体の処理、画像処理,シリアル通信,IBM Cloudとの通信にて使用。

Visual C#:BLE電球の操作に使用。

C言語:Arduinoのプログラムにて使用。


【成果】

Maker Faire 2018では動体検知処理を入れていたが,今回はそれを抜き,物体の認識処理のみで大体の検知はできることを確認した。

各種センサ情報,異常検知情報をIBM Cloudにアップし,サイト上で状況を確認できた。


【今後の作業】

  • ⑦,⑧の無線化(Bluetoothによる無線化)
  • 現在はノートPC上での動作のため,Raspberry Pi3への移植
  • 実際に野菜を育て

【その他】

Maker Faire Tokyo 2017で展示した植物生育診断装置の改良に着手したいなと思う今日この頃。

トリリオンノードが売り出されたら各種装置の小型化を目指したい。


Maker Faire 2019に通りました。8/3,8/4に展示する予定です。

電子工作:鳥獣ジャマー

農作物等の鳥獣被害に対して,OpenCVを用いて動体検知をして,散水機等で追い払うシステムを作れないかなと考え,図1の構成にて,プロトタイプを作ってみた。

図1 鳥獣ジャマープロトタイプ

①ノートパソコン or Raspberry Pi3:Python,OpenCVにて画像処理,シリアル通信を行い,動体検知,動体を脅かすモノの操作を行う

②Arduino uno rev3:シリアル通信にて送られてきたメールに従い,トリガの操作を行う。プロトタイプでは,サーボモータ(SG90)を操作し,スポンジボールガンの引き金を引く

③USBカメラ:動体を取得するためのカメラとなる

④動体を脅かすモノ:プロトタイプでは,サーボモータ(SG90)にて,スポンジボールガンを放つ。(最終的には,散水機等を作成し,鳥獣に水をかけ脅かすなどをしたいと考えている)

⑤動体:デモでは,熊のぬいぐるみを動かしているが,最終的には,あらゆる鳥獣,虫等を学習データを用いて検知したいと考えている。


鳥獣ジャマーのプロトタイプの動作状況は,動画1の鳥獣ジャマープロトタイプ実験動画のようになっている。

動画1 鳥獣ジャマープロトタイプ実験動画

今回開発したプログラムは,Pythonで作成した。

Pythonでは,OpenCVを使用し,以下のフローにて処理を行っている。

  1. USBカメラの画像を取得
  2. 動体の輪郭を抽出
  3. 輪郭の面積が一番大きく,一定以上の大きさ場合,輪郭の重心を表示
  4. ターゲットの中心の赤枠内に,輪郭の重心が表示されたのをトリガとし,スポンジボールを発射する

【成果】

結果として,動画にあるように,動体を検知し,スポンジボールを当てることができた。


【今後の作業】

今後は,以下の点を改善したいと考えている。

  • 自宅の庭で,散水装置を作り,プロトタイプと組み合わせる
  • 猫を鳥獣対象とし,猫の画像にて学習を行い,猫の場合のみ散水する

【その他】

今年度のMaker Faireはこの内容と昨年度展示した魚キャッチセンサーの無線版,植物生育診断装置を改良したもので申請してみたいと考えてます。


※5/31に申請が通りました(*^▽^*)

MFTokyo2018に向けてしっかりと作りこんでいきたいと思います。

電子工作:植物生育診断装置(LED誘起蛍光法)

2016年度のMaker Faireで展示できなかった浜松フォトニクスマイクロ分光器を使用した植物生育診断装置を作ってみました。

植物生育診断装置(LED誘起蛍光法)のプロトタイプとして図1のようなものを作ってみました。

図1 植物生育診断装置(LED誘起蛍光法)プロトタイプ

植物生育診断装置(LED誘起蛍光法)の構成は図2のようになる。

図2 植物生育診断装置(LED誘起蛍光法)の構成

①Arduino Uno Rev3:C12666MAとLEDを操作し,スペクトルを取得し,PCへ送る

②ブレットボードシールド:Arduino用のブレットボードシールド。C12666MAや配線をするための基板

③C12666MA:浜松フォトニクス社のマイクロ分光器

④LED:白色,紫外,青色,緑色,黄色,赤色のいずれか

⑤励起光:④のLEDで使用する光。使用する光により⑥の反射光+蛍光が変わる。

⑥反射光+蛍光:使用する光により⑥の反射光+蛍光が変わる

⑦葉等の植物:主に緑色の植物

⑧取得したスペクトル強度:Visual Studio C# 2015で作成したアプリで①を操作し,スペクトルを取得し,波形として表示する。

⑨ノートパソコン:⑧のアプリを動かすためのPC

⑩USBケーブル:①と⑨をつなぐためのUSBケーブル


【技術内容】

農業関係で今回のような光を当て,その反射光等を使用した技術は色々とあり,実用化されている技術としては,農産物の糖度分析,農産物の成分分析(栄養の含有,産地判別)等がある。

今回は,母校の研究室で植物の生育診断,病気(カビの発生)の研究をしていた仲間がいたので,それらのことを簡単に作れないかと思い,作ってみました。

基本は,光を植物等に当てると反射光+蛍光が出る。

ここで蛍光という光を取得できると,生育診断,病気を見たりすることができる。


【実験】

公園の葉っぱを一枚拝借し,白色LEDを用いてスペクトルを取得した。

 

結果が以下のようなものとなる。

励起光としての白色LEDの光は,440nm,520nmあたりに強度のピークが出る光となる。励起光以外の光は,660nm,680nmあたりにピークが出ているような結果となった。


【成果】

  • 励起光とは違う光を取得できていることが確認できた。
  • 励起光の種類で結果が変わることを確認できた。

【今後の作業】

  • 現在は,手で押さえながら実験しているので,安定した結果得られないので,固定して同じような結果が毎度得られるようにする。
  • 植物の成長に合わせスペクトルを取得し,変化を見る(データ取得)

【その他】

今年度のMaker Faireはこの内容と昨年度展示した魚キャッチセンサーの無線版で申請してみたいと考えてます。