Maker Faire Tokyo 2016に出てみたいなと考えていた時に,会社の先輩から下記のような話がありました。
秋口や冬場の釣りは寒い!!
仕掛けを投げてから魚がかかるまで車の中で釣れるのを待ちたいという話がありました。
すでにアナログなもので音を出したり,光るものがあるそうですが,窓を閉めた車の中まで伝わるようなものはないとのことなので,それならば作ってしまいましょうという話になりました。
Maker Faire用のネタとして面白そうと思い,考えたのが図1のような構成の魚キャッチセンサーを考えてみました。
【魚キャッチセンサーの構成】
図1 魚キャッチセンサー構成案
釣竿の先にジャイロセンサをつけて,角速度の波を解析して魚が釣れたかをRaspberry Pi2にて検知し,音を出すというものです。
デモ用の画面としては,分かりやすくするために,ジャイロセンサの波形を表示し,ジャイロの波形をみせ魚がキャッチしたような波形で,魚の絵でも表示するものを考えました。
【アイテム一覧】
- ジャイロセンサ:L3GD20
- Raspberry Pi2
- 釣竿
- 釣り糸
- 配線(I2C通信+電源+GNDの4本)
- 音声ケーブル
- スピーカー
- シリアルコンバータ:TTL-232(デモ用)
- USBシリアル変換ケーブル(デモ用)
- ノートPC(デモ用)
- ディスプレイ(デモ用)
魚キャッチセンサーの簡単な接続図は図2のようになります。
図2 接続図
それぞれの細かい接続は図3,4のようになります。
図3 ジャイロセンサ:L3GD20とRaspberry Pi2の接続
図4 Raspberry Pi2とシリアルコンバータ:TTL-232の接続
【検討した構成での動作確認】
図5のような感じでジャイロセンサをブレットボードに挿し,図2,3,4の接続を行い,PC側でジャイロセンサのデータを取得し表示できるようにし,センサを動かしました(図6)。
図5 動作確認用状況
図6 取得した波形の状況
結果から,この構成でできそうと判断しました。
【プロトタイプ作成】
4/11現在,上記の構成で釣竿にセンサ,Raspberry Pi2をつけられるようにするための治具作成,半田付作業を行っています。
プロトタイプができ次第また情報をアップしていきたいと思います。
4/25に 電子工作:魚キャッチセンサー(ジャイロセンサ+Raspberry Pi2) No.02をアップしました。